相続放棄について

マイナス財産の相続放棄はお早めに

相続放棄とは、相続する資産を放棄することで、主に借金や負債資産などの場合に使われます。もちろん借金を肩代わりするのは誰もが嫌なことですので、マイナスの資産の相続は避けたいものです。
仮に借金を相続放棄せずに放置していた場合、どのような問題が起こるのでしょうか?
ここでは、相続放棄しなかった場合をご説明します。

相続放棄しなければ、相続人の財産の差し押さえが入る

相続放棄をしていない借金や負債がある場合は債権者から借金の支払督促が来ます。
郵便や電話などで督促がきますので、ご自身に見に覚えがなくてもまるで自分が借金してるかのような扱いを受けます。
そして、支払いをしないと債権者から裁判を起こされてしまい、裁判所が判決を出したら、相続債権者は、相続人の遺産に対して差押さえを行ってきます。
このとき、亡くなった人の遺産だけでなく、相続人の資産も差押さえ対象にされます。
債権者が裁判所の判決を元に、差押さえの対象として、ご自身の家を競売にかけて債権回収することもあります。

ですので、借金を相続してしまうと、その借金は「亡くなった人の借金」ではなく「相続人自身の借金」になります。

仮にプラスの財産だけでなく、借金や負債などのマイナスの財産が多くあれば、そのまま相続(単純承認)せずに、早期に相続放棄すべきです。

相続放棄のメリット・デメリット

メリット1:負債を相続人で支払わなくてすむ

マイナスの財産がプラス財産に比べ多大なとき相続放棄を利用されるケースがよくあります。亡くなった方が事業主で銀行から借り入れをたくさんしていた場合や、誰かの連帯保証人になっていた場合など、相続人がその負債を抱えなくて済みます。

相続人が交通事故で死亡し、被害者に損賠賠償を支払う必要があった場合にも債務は相続人に継承されるため、相続放棄をすれば、多額の損賠賠償を相続しません。

相続放棄を考える上では、未払い家賃や、サラ金、クレジットカードによる借金など、さまざまなマイナス財産の可能性を調べる必要がありますので、注意が必要です。

メリット2:遺産分割手続きが必要なくなる

相続放棄を行うと、遺産分割の手続きが一切出てきません。
相続放棄せず、相続人が遺産分割の手続きをすすめていく上で、遺言がなければ法定相続人が集まって、財産の配分を協議する必要があります。遺産分割協議は分け方に決着がつかず長続きしたり、裁判所での調停に入ったりと時間がかかるものも少なくありません。
また不動産の名義変更の手続きや、申告、納税と相続の手続きは1個解決すれば、また次に次にと手続きがたくさん出てきます。
相続放棄なら、これらの一切の手続きを要しません。もちろん相続放棄の申請は必要ですが、わずらわしい遺産相続の手続きをする必要がないのです。

メリット3:特定の人に遺産を集中することができる

また、相続放棄を行うと、自分の相続分を他の相続人にまわすことができ、特定の人間に遺産を集中することができます。
たとえば、兄弟3人がいて、長男に家業を継がせたい場合などは、長男以外の相続人が全員相続放棄し、遺産全てを長男のみで相続することができます。
もちろんこの時はマイナス財産も長男が相続することになります。

 

 

デメリット1:プラスの財産も放棄してしまう。

たくさんのマイナスの財産を見つけると相続放棄だ、と考えがちになってしまいますが、相続放棄するとプラスの財産も放棄してしまいます。
もし、プラス財産の中で負債を越える資産があったとしても、それとは知らず相続放棄を行ってしまうと、結果として損をしてしまいます。
例えば、2000万ほどのマイナス財産があったため、相続放棄を行うことを考えたが、後で発見した骨董品が3000万近くの評価がありトータルプラスになったとしても、相続放棄をしてしまったので、このプラスの財産も放棄します。

デメリット1:プラスの財産も放棄してしまう。

たくさんのマイナスの財産を見つけると相続放棄だ、と考えがちになってしまいますが、相続放棄するとプラスの財産も放棄してしまいます。
もし、プラス財産の中で負債を越える資産があったとしても、それとは知らず相続放棄を行ってしまうと、結果として損をしてしまいます。
例えば、2000万ほどのマイナス財産があったため、相続放棄を行うことを考えたが、後で発見した骨董品が3000万近くの評価がありトータルプラスになったとしても、相続放棄をしてしまったので、このプラスの財産も放棄します。

デメリット2:一族の資産がなくなってしまう

遺産の中には、先祖代々伝わってきたものや、不動産など思い出深いものもあります。こうした歴史ある資産も相続放棄すると引き継ぐことができません。
引き続く相続人がいなければ、相続財産管理人が精算をして売り払い、財産は国のものになってしまいます。

相続放棄の期限

相続放棄はプラスの財産とマイナスの財産両面で見る必要があり、また一族の資産を引き継ぐかどうかなどの難しい問題もあると思います。
実際にしっかりと調べて考えたうえで、決めたいものですが、相続放棄には期限があり、3ヶ月と決まっております。
なので、相続人は相続の開始があったことを知ったときから3ヶ月以内に相続放棄か限定承認か単純承認を選ばないといけないと規定になっています。

単純承認

上記のように、プラスの財産もマイナスの財産も、全財産を無条件に引き継ぐことを単純承認といいます。

限定承認

限定承認とは、プラスの財産の範囲内で、マイナスの財産を引き継ぐというもので、プラスの財産より多い、マイナスの財産は引き継がなくてよいため、マイナス財産が多いときに有効です。
限定承認であれば、プラスの財産、マイナスの財産どちらか多いかわからなくても、後になってからプラスの財産が多ければ、財産はそのまま引き継げますし、逆にマイナスの方が多くても、差し引いた分は引き継がなくてよいので、便利な制度です。

0ただし相続放棄の手続きをすると取消ができない

相続放棄には期限があり、相続開始から3ヶ月と猶予がありますが、ただしこの3ヶ月の間に1回手続きを行うと、その3ヶ月の期限内であっても取り消しはできません。
たとえば、借金が多かったので相続放棄したが、後で再度計算し直した結果、相続放棄しない方がよさそう、後から当たらしい財産が発覚したので取り消したいとなっても、一度申請すると取り消しができませんので、注意が必要です。
ただし、相続放棄の取り消しができる場合もあり、詐欺や脅迫によって無理やり相続放棄させられた、未成年者や成年後見人が単独で相続放棄をした場合には、相続放棄の取り消しできる可能性があります。

まずはお電話からお気軽に
小さなことや「税理士に相談することかな?」と思う事でも相談できます。
相談したからといって依頼をしなくても大丈夫です。
「何から相続の手続きをしていいのかわからない」といった方は、お気軽にお越しください。
お話を伺い、今後すべきことをわかりやすく説明させていただきます。

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